暖色系の色の話 オレンジ色

 オレンジ色は、赤と黄色の間に位置する色です。そのため、両方のイメージを持ち合わせています。赤の持つ行動力と黄色の持つ個性と無邪気さ。意外な発想や行動で、人を喜ばせることが好き。エンタメ的な発想にあふれている。

 黄色は、言葉、計算力、論理的思考など、左脳に刺激を与える色。これに対してオレンジは、五感に訴える色です。身体によいと言われる野菜、くだものには、オレンジ色をしたものが多く見られます。

 食欲を増進させようと、牛丼チェーンの看板はオレンジ色なのだとか。色の名前、オレンジ色そのものが、果物の色から名づけられたものです。他に、食べ物に由来した名前を持つ色がないことからも、オレンジ色が食欲を増進する色であることがわかります。

オレンジ色の持つポジティブな面

 赤の持つ行動力と黄色の持つ発想能力と独自性が合わさり、ある種のカリスマ的な印象を与えます。「我が道を行く」赤のリーダシップと異なり、周囲を楽しませながら行動するタイプのリーダー。人とのコミュニケーションを大切にするからです。そのため、交渉能力が高い人が多いようです。

 周囲によい印象を与えようと、自分に関する美意識もあり、あれもこれも欲しがるというのではなく、質の良いものに限定して手に入れることが多いようです。

 外見や容姿に気を遣う人もいて、そうした点が、人を惹きつける魅力になることもあります。

 多くの人と関わる機会が多い分、観察力もあります。人のちょっとした動作やしぐさから、どんなフォローが必要かを考える機会が多いのではないでしょうか。

オレンジ色が持つネガティブな面

 人を喜ばせ楽しませる機会が多いので、比較的孤独に弱い面もあります。誰かといないと安心できないということでもあるわけです。人を喜ばせるという気持ちでいる反面、そうした雰囲気に依存している。

 孤立した時のこと、周囲が理解してくれなかった時のことなど、忘れることができず、気持ちの中にそれがわだかまりとして残ることもあります。トラウマに悩まされている時気になるのがオレンジ色だったりします。執着心が強いのも、オレンジ色に惹かれる時の心理です。

 外見や容姿に気を遣うという点が、自己顕示欲の高さになってしまうこともありましょう。

 目立つことに意識が向き過ぎ、楽しいことだけを追い求めたり、日常の生活に退屈している時などにも、オレンジ色が気になるようです。

 オレンジ色の補色は青。オレンジ色のネガティブな面が強くなる時には、青を取り入れて、冷静さを心に取り戻すことが必要です。

さてさて。この色が好きなあなたに当てはまることはありましたか?

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