洋酒 ウイスキー 味わい方 その1

ストレートの場合

ウイスキー ストレートで味わう場合

 最近は洋酒の価格がどんどん上がり、買い取り価格もすごいことになっています。困ったものです。

 前回は日本酒の味わい方について、自分なりの方法をまとめました。
(前回のブログ)。

 以前は洋酒といえば、だいたいハイボール。もしくはロックで飲むことが圧倒的に多かったです。それはかなり量を飲んでしまうので、健康上の理由からということもありました。身体のことを考えるなら、そんなにがぶ飲みはしない方がよいのですけれど(笑)。

 今日は新しいお店に通いだしてから、洋酒をどんなふうに楽しんでいるかを簡単にまとめてみたいと思います。普段お店でいただいている洋酒はなんと言っても香りが大きな楽しみです。ウイスキーグラスに注いでいただいて、しばらくの間は香りだけを楽しみます。香りの経つ洋酒であれば、これだけで10分以上は楽しめます。

 また、銘柄ごとに大きく異なるのも香りです。醸造所や作り方が同じであれば、似たような香りがしますが、グレードによってかなり変わります。12年と書いてあるボトルは、香りの奥行や広がりが格別です。

洋酒の楽しみ方 その順番

 香りの味わい方を含めて、こんな順番で洋酒の味を比較しています。まず、ストレートでいただく場合。

  1. 香りを存分に楽しむ
  2. 少量を口に飲む
  3. 口全体に含んで転がしてみる
  4. ゆっくりと飲む
  5. 飲んだ後の広がり方を確認する
  6. その後の余韻を楽しむ
  7. 唇に味が残るかを確かめる
  8. 飲み終えた後グラスの残り香を楽しむ

 何度かお店に足を運んでみて、洋酒は口(舌)のどの部分に反応するのかが、微妙に異なることに気づきました。人間の舌は、その部分によって感じる味が異なるそうです。舌先では甘みを、舌の奥の方では苦みを強く感じるようにできてるらしく。

 アイスクリームを舌先でぺろぺろ舐めるのは、理にかなっているわけですね。カレーを食べた時に、最初に甘みを、次に辛みを感じるという経験をお持ちの方も多いと思います。洋酒を味わう時にも、この舌の特性が出て来ます。

 洋酒の味の違いは、舌のどの部分で感じるかがはっきり出ます。まだ、なん十種類も飲んだわけではありませんが、これまでに飲んだ洋酒は、どちらかと言うと、舌の奥で味がはっきり出る洋酒の方が多い感じがします。

 問題はこの後です。飲み込んだ後の味の広がり方にいくつかのパターンがあることに気づきました。
のどの上の方でふゎ~と広がってから、

  • 下に沈む感じ
  • のどの奥に直線的に広がる感じ
  • 沈まずにふわふわ浮いている感じ
  • すぐに引く感じ

 広がり方はそれぞれですが、大きく分けるとこの4つのパターになるように感じます。また、広がり方がどんな風に、どのくらいの時間続くのかも種類によって微妙に異なる感じです。

 最近気が付いたことですが、飲んだ後、唇に味が乗るお酒もあります。ちょっと行儀が悪いかもしれませんが、洋酒を飲んだ後、唇を軽くなめてみると、甘みが残っているお酒があるんです。そして最後がグラスの残り香。テレビでバーテンダーさんがおっしゃっていましたが、飲み干したグラスに残る香りも洋酒の楽しみ方の1つなのだそうです。

 この時期、乾燥しているのでリップを付ける方も多いかと思いますが、できれば唇はすっぴんでお店に足を運ぶ方がいいと思います。

 こんなふうに楽しんでいると、なかなか量を飲まないうちに時間が経ってしまいます。洋酒というのはそういうお酒なのかなと最近思ったりします。

 次回は飲み方によってどのような違いがあるのかをまとめてみたいと思います。

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