その他の色の話 白(クリア)

 虹の7色をすべて集めると、白という色になります。つまり、光が当たった時、すべての7つの色すべてを反射しているから、白く見えるということです。

 あなたが白という色に惹かれ、あなた自身が白い色であるとします。その場合、あなたは、7つの色すべてを相手に返している(与えている)と考えることができます。

 思いやりとやさしさ、それゆえの苦しさ。白という色は、そんなあなたの心のあらわれだったりします。

白の持つポジティブな面

 白で思い浮かべるものと言えば・・・

純白のウエディングドレス
白衣の天使

 誰かの望みを伝えられると、可能な限り与えたい。そんな気持ちがあることを示す色です。純粋で疑うことがなく、清潔で相手に好感を与えるように努力し、明るく誰かを励ます気持ちが強いあなたは、白という色に惹かれているのではないでしょうか。

 献身的に誰かの役に立ちたい、そういう気持ちに寄りそうのが白という色です。

白の持つネガティブな面

 白紙に戻すと言います。すべてをリセットし、再スタートしたい気持ちがある時、白という色に惹かれることはありませんか? 

 長い間住み慣れた部屋を引き払い、新しい場所に引っ越したい。転職したい。進展のない恋愛を清算して、新たなスタートを切りたい。今ある現実から抜け出したいけれど、決断ができない。そうした気持ちを、白という色は反映していることがあります。

 白は献身的なあなたの心を反映します。けれど、与えることは、あなた自身を楽しい気持ちにさせるとは限りません。与えすぎて疲れてしまい、自分がいやになる。そういうことは誰にでもあるのです。

 気に入られたいと願う気持ちが強いと、いつしか自分がわからなくなってしまう。相手からの上から目線に悲しくなって、気持ちがどんどん弱くなっていくような時も白という色に惹かれることがあります。

 清潔さが行き過ぎると、潔癖さとなり、周囲に溶け込めなくなることもあります。誰かに注目してほしいという、自己顕示欲が強くなる時求めるのが、白という色だったりします。

 マザー・テレサは「心が痛くなるまで与えなさい」と言いました。けれど、これは神に一生を捧げ、それを使命として生きる人でこそできることです。与える痛みを超越した領域。白には、そうした神聖さもあるわけです。

さてさて。この色が好きなあなたに当てはまることはありましたか?


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