私と色彩心理

ヒーリングミュージックとビー玉アート

 あなたはアート派ですか?音楽派ですか? それとも両方?

 アートも音楽も心に響くものです。私はもっぱら音楽派でした。

 でした・・・ということで、今はアートにも関心を持つようになったということなのですが。それには2023年に起こった、ある重大な出来事が関係しています。その経緯を聞いていただけますか?

波長は人間の心に影響を与える

 アートも音楽も、人間の心になんらかの影響を与えます。なぜ影響を与えるのか。私は波長という面から自分なりにその理由を考えています。

 音楽は音そのものが空気の振動(波長)ですから、その振動が心に影響を与えるというのはすぐわかります。
 映画館の大音響。低音がズンズン響くと、臨場感があります。音楽のライブに行っても同じように感じます。音という波長が身体に響いてきて、それが気持ちを解放してくれることってありませんか?

 音の波長には、アルファー波、ベータ波などという特定の波長にヒーリング効果があることはよく知られています。では、アートはどうでしょう。

 アートは構図などの技巧が大きく関わっていることに加え、特に絵画ではが大きなポイントになると思います。色は、それぞれに異なる波長を持っているのです。赤には赤の波長が、青には青の波長があります。音は耳から、色は目から脳に届く波長です。波長の違いは心に異なる影響を与えるわけです。

 このブログでは、できるだけ専門用語はできるだけ避け、やさしい日本語で、色が心に与える影響をまとめてみたいと思います。色の持つ波長が、心にどのような影響を与えるのかを知ることで、あなた自身の知らない自分、今抱えているつらさや苦しさの原因、その解決の糸口が見つかるかもしれません。

私と色彩心理の出会い 色の研究

 私が最初にギターを買ったのは中学生の頃。大学からバンドをやり、今でも音楽は日常生活に欠かせないものとなっています。演奏のスキルは人前で弾けるほど上手ではないのですけれど。

 もともと美術系の才能はなく、色についても無頓着。ある程度年を取って、仕事も先行き不透明。そんなわけで、将来に備えて何か資格を・・・と思っていたところ、知人の勧めでカウンセラーの資格を取ることになりました。

 同時に婚活も始め、「人の印象は最初の3秒で決まる」とか言われるので、パーソナルカラーも見てもらいました。その流れで色彩心理についても学ぶ機会に恵まれました。ですが・・・。

 色彩心理って、全然信用してなかったんです。だって、色で気持ちが左右されるなんて、軟弱なんじゃない?という先入観があったので。

 私は37歳で転職しました。割とスムーズに。でも、再就職後、すぐ決まる仕事はロクなもんじゃないってことを学びました。着任した先は、ひどいパワハラ。子どもの生活を守るため、15年以上耐え忍び。精神力と気力だけで、ストレスをエネルギー源として。ところが・・・。

娘の他界と死別うつ

 2023年5月、一生懸命大切に育てた娘が他界し、私は高次抑うつ状態と診断されました。大切な存在を失ったことで、私の心は、あっけなくペシャンコになったわけです。死別うつは長く続くそうです。わが子を亡くした親は5年以上そのつらさを抱えるとか。私自身まだまだ、心の整理がついていません。

 そんな状態になって、妙に色が気になる機会が増えました。道を歩いていても、無意識に何かしらの色が目に飛び込んでくるような。

 この時期、紫がすごく気になっていました。紫には気持ちの中に「喪失感」を強く感じている時に、気になる色。そういうことか。大切な存在を失い、もろくなった私の心は、紫という色を求めるようになっていたのかもしれません

天国の娘へのメッセージヒーリングミュージックとビー玉アート

 娘は本当にやさしい子でした。保育園の頃から「癒し系」と言われたり。大学生になっても父親と一緒にあちこち出かけるような子でした。幼い頃から絵画教室に通っていて、すごく絵が上手でした。はがきに絵を描いては、祖母に送ったり。私も送ってもらったことがあります。

 遠方の大学に通うことが決まった矢先のコロナ禍。メンタルをやられた娘のために、私はヒーリング音楽をパソコンで作ったり、ビー玉の写真を撮ってアートと称して娘に送ったり。下手な作品に、娘はコメントをくれたものです。

 ビー玉アートに自分の作った曲を合わせて動画を作ろう。試作品を1つだけ作って娘に観てもらいました。その数か月後、娘は帰らぬ人となってしまったのです。

 高次うつ状態の診断を受けた私は、しばらくの間布団から出ることができなくなりました。強い不安が常に頭と心を支配し、娘のところに行くことばかり考える日々。私は産業医から休職を命じられることとなりました。

アメブロとの出会い

 絶望・・・の中、まだ残された家族はいる・・・。その気持ちだけが自分を支えていました。日々苦しい気持ちに押しつぶれそうになる中、この苦しさから逃れる術を求めて、ネットでいろいろと調べるようになりました。そこでわかったこと・・・毎日4千人近い人たちが日本では亡くなるということ、亡くなった方には、それぞれ遺族がおられるという現実でした。

 自分と同じようにつらい気持ちを抱えながら日々生活している人は少なくない。同じ思いを共有できるかもしれない・・・そう思った私はアメブロを始めました。

 始めたばかりの頃のブログは、絶望しか伝えていないものばかり。なのに・・・たくさんの方々が「いいね」をして下さったり、コメントメッセージを下さるのです。

 主治医にも恵まれ、薬の効果もあり。ブログで励ましていただだく方のおかげで、私は娘に送ったヒーリングミュージックとビー玉アートを続けてみようと思うようになりました。


 天国の娘に届けるため、自分の心を癒すため、少しずつヒーリングミュージックとビー玉アートの動画を創ろう。もし、自分と同じ想いをしている方がいて、少しでも何かが届けば。素人むき出しの作品ではありますが、思い切って公開することにしました。

 娘が旅立ち、ほとんどの感情を失い。悲しさ、自責の念ばかりが残っています。恥とか外聞とかも気にならなくなったことも幸いしたかもしれません。動画はYouTubeで少しずつ配信を始めました。これと並行してブログの方では、色彩心理を中心にまとめてみようと思います。

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